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指導方針 (下記リンクをご参照ください):
https://www.labnavi.info/season2_kyushu_u_managi/(PDF版)
http://www.cger.nies.go.jp/cgernews/201109/250003.html
https://www.gyakubiki.net/sdgs/09/article_01.html
募集:
都市交通問題、環境問題、エネルギー問題、医療・健康問題、途上国問題のいずれか、関連する技術システムや政策、経営に興味のある人を求めています。工学、経済学、経営学、理学、農学、医学等の学部や修士での専門の違いは問いません。
特に「問題が生じるメカニズムを明らかにし、その問題を解決するための対策を提示する」ことに興味がある学生を希望します。技術だけでは不十分で企業や市民がどう新しい都市のあり方や環境や資源に関する情報に反応するか、都市や環境(エネルギー)-経済-社会の間にはどういった規則があるかという理解が問題解決の対策に必要です。
入学前の学力は基本的にはそれほど気にしません。そのため専門試験さえ通れば十分です。
入学希望の方へ:
事前に馬奈木俊介(managi.s{at}gmail.com)までe-mailにて連絡ください。
留学生へ:
文部科学省等からの奨学金が学生を対象に存在していますので履歴書と研究計画書を送ってください。
入学試験前の研究生(主に留学生対象)はビザ申請の方法が当研究室では分かりませんので受け付けておりません。そのためメールでの問い合わせにはお返事できません。
受験:
受験に際しては、専門と英語の勉強をしてください。入試科目の詳細は専攻HP(留学生はこちら)にあります。
その後の大学院の準備のためには、統計学、都市・交通工学、環境経済学、公衆衛生学に加えて計量経済学の準備をしてください。
勉強について:
1.環境経済学:
栗山浩一, 馬奈木俊介『環境経済学をつかむ』, 有斐閣, 2009年
馬奈木俊介『環境経営の経済分析』, 中央経済社, 2010年
を最初に勉強してください。その後に
Environmental Economics, Barry C. Field
Environmental Economics, Charles D. Kolstad
Environmental Economics: In Theory & Practice, Nick Hanley、Jason F.
Shogren、Ben White
を読んでください。入学前は日本語のみで十分です。
2.計量経済学:
「統計学から始める計量経済学」北坂真一 (有斐閣ブックス) :入門書。
「計量経済学」浅野哲、中村二朗(有斐閣):行列表記が分かる人には良い本。
入学前は日本語のみで十分ですが、それ以上のレベルは、Microeconometrics: Methods and Applications, A. Colin Cameron、Pravin K. Trivedi を読んで下さい。
3.都市工学・土木計画・交通工学
研究テーマの選定:
大学院入学試験のためには研究計画提出が必要です。しかし研究をするからにはまだ解明されていない新しい内容を求められます。そのため多くの場合、入学後にテーマを入学前の計画から変更する場合が多いです。ただし学生の興味に従って内容を考えていきます。
修士課程学生の学位取得について:
入学前の基礎的学力がなくても、入学後に努力して下記の研究雑誌(又は同等レベル)には掲載できるだけの内容の修士論文を書くことを希望します。またそれをもとに学会発表をしてもらいます。
・土木学会論文集 D3 (土木計画学)
・環境経済・政策研究
・環境科学会誌
・環境システム研究
修士課程授業は
http://www.doc.kyushu-u.ac.jp/daigakuin/
です。
博士課程学生の学位取得について:
博士課程修了時には、国際的な研究雑誌等へ論文を投稿していることを期待します。博士取得後に、より研究環境の良い大学や研究機関へ就職する場合、良い雑誌に多く出すほど就職が有利になります。下記リストが近年、学生が出版した雑誌例です。
・Scientific Report
・Global Environmental Change
・Journal of Environmental Economics and Management
・Regional Science and Urban Economics
・Journal of Cleaner Production
・Applied Energy
・Energy Journal
・Transport Policy
主に博士取得のためには、3本の論文を上記または同等レベルへ投稿し、2本受理していることを希望します(絶対条件でなく目標です)。また社会人入学や民間企業への就職希望で英語で論文を出す必要がない場合は別の要件を考えますので入学後に相談してください。
博士取得の条件は厳しいと思うかもしれませんが、努力次第で可能です。
一例として2010年度に博士取得の鶴見君は、経済学のバックグラウンドがなく博士課程へ入学しましたが博士論文からJEEM(これのみ第3著者で他は第1著者)、EEPS、Journal of The Japanese and International Economies、International Journal of Global Environmental Issuesへ出しました。また、日本語論文のため博士論文へは含めていませんが、環境経済・政策研究、環境科学会誌、計画行政、三田学会雑誌にも出しています。
なお、このJEEMの論文(タイトル:Does trade openness improve environmental quality?)は、出版社ElsevierのWebpage のTOP25 HottestArticles TOP25(最もダウンロードされた論文ランキング)において第1位でした(2009年後半時点)。
最後に、上記の雑誌ランキング(主義)と矛盾するように思われるかもしれませんが、大事なのは面白い研究をすることです。多少ランキングが高くなくとも面白い研究をしましょう。
博士課程授業は私からの単位になります。
学費援助:
博士課程に進学する学生は日本学術振興会や外部の財団等で経済支援が行われています.
上記だけでなく、博士課程の学生を中心に、場合によっては研究レベルに応じて修士課程の学生も可能な限り学費援助を行います。
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